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解説について

 「春香だより」は、育児ブログの書籍化であるにもかかわらず、解説なるものがついています。こんな自費出版に解説なんて、と思われそうですが、なんとか体裁を整えたくて・・・。
 
 解説の執筆は、michiさんにお願いしました。michiさんはスコットランド時代のお友達です。初めて会ったとき、当時はまだお子さんのいなかったmichiさんと、妊娠中だった私は、日本人であるという以外にほとんど共通点はありませんでした。ご近所でもなかったし、そんなにおしゃべりな方でもないのに、何故かとっても気になる存在でした。日本人のファミリークラブ発足のとき、あれこれ協力してくれたことをよく覚えています。
 スコットランドを離れ、ブログ友達となってから気づいたのですが、michiさんは大変な読書家なのです。私など足元にも及ばないくらい。それで、共通の空気のようなものを感じていたのかと思います。
 英語に堪能なmichiさんは、ブログでは主に洋書のブックレビューを書いているのですが、それがつい読んでみたくなるような、実に見事な文章なのです(実際は私に洋書など無理なのですが)。なんというか、話の運びがとても丁寧で、自然と引き込まれるような。michiさんがその本を読んで覗いた世界を、私も一緒にちょこっと覗かせてもらっているようで楽しいのです。しかも私の文章のようにダラダラと長く書くのではなく、毎回非常に簡潔にまとめられています。
 ブックレビューのブログといったら、普通は本を選ぶ際の参考に読むものだと思うのですが、私は洋書を読む気などまったくないのに、michiさんのブログは更新に気づくといつも覗くし、もうずっと長いこと読み続けています。これはやはり、読み物として単純に面白いからじゃないかと思うのです。
 そんなmichiさんのような方に解説を書いてもらえたらなあと、ずっと考えていました。

それが、意外にすんなりOKをもらえて、ホッとしたのを覚えています。当時、Michiさんはパソコンが故障中で、慣れない新機種を駆使しての執筆となってしまい、ご迷惑をかけてしまいました。
 Michiさんのブログは、こちらです。一度覗いてみて下さいね。
 
 今回の出版において、友人のみなさまには大変お世話になりました。ありがとうございます。

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表紙のイラストについて

春香とリス

 私はこどもの頃から絵が下手でした。お姫さまを描くときも、まず頭を描いて、次に首を描いて、そのまま下へおりていって腕をくっつけると脇の下が異様に広く開いてしまう、という絵をいつも描いていました。
 同じ環境で育ちながら、姉はお絵描きが上手で、小学生の頃はお姫さまもマンガのように描いていましたし、大きくなるとまるでサンリオキャラクターのようなかわいい絵をオリジナルで描くことができました。
 ある年の誕生日、姉に手作り紙芝居をもらいました.それは「星の子ルル」とかいうタイトルだったと思うのですが、そのまるいタッチの絵,全体の完成度の高さは今もはっきり覚えています(きっと実家のどこかに今もあるはず)。
 そんな姉の作品を横目で見ながら、私は私で童話の創作にいそしんでいました。挿絵を必ず添えていた私は,お姫様が結婚するというその話を書き,空いたスペースにはドレスを着たウサギの絵を添えました.相変わらず両肩からは,やけに左右に張り出した二本の腕が伸び,それはまるいカーブを描いて背中へ行き,両手を後ろで組んで,ウサギは笑っていました。

 姉に限らず、以前から、私の周囲には何故か絵のうまい人が多かったのです。イラストレーターのこうのあきさんは、中学三年のクラスメイトです。バレーボール選手の似顔絵などを、すでにプロ並みの腕前で描いていました。
 Mさんは建築家ですが、イタリア留学時代に描いた作品で個展を開いています。
 スコットランド時代の友人Nさんも、ただの趣味といいながら素晴らしい作品で、展覧会に出品していました。二人の娘さんに絵をねだられるたび、家事の手を止めてちゃんとリクエストに応じる姿が印象に残っています。
 Tさん、Mさん、Rさんなど、不思議なことにグラフィックデザイナーも私の周囲に多いのです。
 Toshi Asaiさんは従妹で、シアトルに住んで活動中です。肖像画などの,目つきが印象に残る非常に独特な世界を表現していて、彼女の作品を初めて見たときはなんとも新鮮な衝撃を受けました。実際のToshiさんはエキゾチックな雰囲気の、物静かな女性です(最近は会っていないのですが)。胸の内に秘めていたものを覗くことができたような、そんな興奮がありました。

 そして本山理咲さんは、中学の部活仲間です。当時、決して真剣とはいえない名ばかりの活動内容だったし(みんなで部室にこもり、ひたすらふざけて遊んでいた)、よく一緒に帰宅していましたが、真面目な話をしたことなどただの一度もありません。ところが社会人になり、私が海外に住むようになった後、部活仲間でなぜか彼女とだけ交流が残りました。
 漫画家としてデビューしてからは、わざわざ航空便で作品を送ってくれました。中でも私は、ちくちゃんの豆本が異様に気に入ってしまい、ずっと手元に置いて眺めていました。お話はもとより、どのイラストも色使いが絶妙な鮮やかさ。豆本だからすべてがミニサイズなのですが、細やかなタッチで、登場人物や細部一つ一つを眺めていくと、ちくちゃんの世界に入り込めます(森の中の動物たちと、楽しいお茶会!)。もちろん、娘にも何度も読み聞かせました。
 「春香だより」の自費出版が決まった時、表紙のイラストは本山さんにお願いしたいと思いました。図々しいと承知で、ちくちゃん風の娘の似顔絵を描いてもらえたら・・・と夢はふくらみ、かなり早い段階で編集者さんにも伝えて了解を得ていました。
 
 実際に作業に入ったら、おびただしい量の資料画像を送りつけてしまい、悪かったと思います。が、思い通りのイラストを仕上げてもらえ、大満足です。
 スイスの街並みは、春夏秋冬の色分けがしてあるのをみなさま気づいていただけましたか? これは本山さんのアイデアによるものです。バーゼルの中心街は大都会ですが、田舎部はこのように素朴な街並みを見ることができます。
 リスは、今住んでいる家の周辺では見かけないのですが、前の家では庭でよく遭遇していました。毛の長いしっぽが特徴の、ヨーロッパ種です。
 ウラ表紙にちらりと見える、謎の三人はファスナハト(カーニバル)の行列からです。バーゼルはファスナハトが有名で、こんなお化けのような格好をした大の大人たちがお菓子をばらまき、バンド演奏をして町を練り歩くのです。
 おまけに、春香はお気に入りのハンドバッグまで丁寧に描いてもらえました。春香を直接知る人は、「あ!これ、ドラちゃんバッグだね」と言ってくれます。




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