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スイス最大のカーニバル!ファスナハトをご紹介します



みなさまへ
 お元気ですか? またまた間が空いてしまいました。草が生えないうちに、ちょっとだけ書いておきますね!

 さて、旅行サイト「たびねす」でまた新しい記事を更新したのでお知らせです。今回はスイスで最大のカーニバルといわれる、バーゼルのカーニバル「ファスナハト」のご紹介です! これほど盛り上がっているのに、日本ではほとんど知られていないこのお祭りを、ぜひみなさまに知っていただきたい! くわしく書きましたので、ぜひお読みくださいね。

 
スイス最大のカーニバル!バーゼルの「ファスナハト」を体験しよう

 ちなみに、この写真は
本山理咲さんから借用しました。ありがとうね!!

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恐怖のうんどうぶそく

 正真正銘の「熟睡」を私は、たった一度しか体験していない。子どもの頃バレエを習っていたが、その合宿でのこと。寝ようと横たわって目を閉じ、その直後に目が覚めた。と、それが朝の訪れだったのである。
あれがおそらく 本物の熟睡だったのだろう。
 あれほど強烈な体験は、あの時をおいて二度とない。夜を 瞬時に
飛び越え、気がつけば朝が来ていた。ぐっすり眠るということは、なんとすっきりした幸せだろう。
 私たちの中には二種類あって、苦労せず入眠できる者と、なかなか
寝つけない者とがいる。たとえば私の姉が、前者である。姉は夜に帰宅すると、化粧も落とさず寝入ってしまうことがあり、私はその様子を批判の目で眺めつつ、実はうらやましかった。週末など、姉はそれこそ
一日中眠っていられた(食事時を除く)。さらに夜になっても難なく寝ていた!  
 私はといえば、週末でも朝になれば目が覚めてしまう。起きなきゃと
思いつつウトウトしながら何時間も過ごす、あの心地よさは私だって知っている。が、病気にでもならない限り、そんなまどろみさえ私には難しい。

 4歳下の弟が生まれるまで、どうやら私は両親と 寝ていた。父親の
いびきを夜通し聞いていた記憶があるので。一定のリズムとメロディーで構成された父のいびきは、パターンがいくつかあり、同じ順序でくり返される。することがないので、じっと耳を澄ましていたら 一連のいびきを
すっかり覚えてしまった。暗闇の中をひとりで「次はガーガーだ」とか「次はピン!だ」などと考えていたのである。
 弟が生まれ、私と姉は上階の二段ベッドで寝ることになった。眠れないと訴える私に、母は目をむき、顔をしかめて言った「おまえ、それは運動不足だよ」。
 というのは私が、ぬいぐるみと遊んだり絵本を制作したり、室内遊びが好きな子どもだったから。「お外に行って 元気に遊びなさい」と
よく言われた。母の歯がゆい気持ちが今ならよくわかるが、そう言われたところで私は変わらなかった。
 「うんどうぶそく」という言葉を聞いたその時、意味はわからぬまま、なにやら恐ろしくて身震いしたのだけれど。母はまるで怪奇現象について語るような口調で 言ったのである。

 それから成長し、授業中まで寝てしまった時期もあったものの、概して私は眠れない人間であり続けた。
 夜中に目が覚めるのもまた嫌なものである。夫には初めのこそすれ、夜中に「眠れないの」と甘えることもできた。今は話しかければ嫌がられる。ちょっと動いただけで怒られる。私は何故か3時に目覚めることが多く、3というデジタル数字を見て絶望する。そして考え事を始めてしまい、もう1時間もたってしまった!と、時刻を確認しては焦りをつのらせる。
 そんなわけで、娘(10歳)がたまに眠れないと言って夜中に来ると、私はつい布団に入れてしまう。娘は決して眠りの浅い子ではない。それでもたまに暗闇が怖い、一人では寂しいと訴えてくる。長かった添い寝の弊害だろうか。
 添い寝の経験が一切ない夫は、自分のベッドで寝ろ!と容赦ない。やむを得ず私が娘のシングルベッドに行き、一緒に寝てやったりしている。

 話を戻す。そんな私が、安定した睡眠を得られるようになったのは、一昨年、朝型人間に生まれ変わってからだ。8時間睡眠にこだわらなくていいと知り、私は6時間半眠れば充分だと発見したことも 非常に大きい。
 それでも 様々な原因により、眠れない夜が たまにある。すると たちまち、過去の絶望的な気持ちがよみがえってくるのだ。先日など娘が
体調をくずしたため、私も在宅を強いられた。運動不足となり、案の定、夜中には目が覚めてしまった。
 短眠人間となった今の私には、もはや昼間に体を動かすこと以外、道は残されていない。薬やハーブティなど、子どもの頃には望み得なかった秘密兵器もあるにはある。が、運動は熟睡以外の効果も期待できる点がいい。外出が無理とわかった時点で、夜が来ないうちに、あの絶望感を思い出そう。こういう時こそ、後回しにしがちな掃除機やモップがけをしたり、あえて地下へ洗濯ものを干しに行ったりして、せいぜい体を動かそうと思った。

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みなさまへ  旅行サイト【たびねす】に、記事を投稿しています。
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ティーンの時代と、佛手瓜                 



 毎週月曜は、教会主催の無料ドイツ語会話クラスがある。一言も発言できない日もあるが、めげずに毎週参加している。私にとっては話すことより、ドイツ語環境そのものが大事だから。聞こえてくるドイツ語は外国語なまりでも、司会進行役の先生はスイス人。ドイツ語が飛び交う空間に身をおく、そんな時間を少しでも多く持ちたいのだ。それが無料で近所なのだから、実に貴重な場なのである。

 先日は先生が「自分の青春時代について話しましょう」と提案した。青春時代と訳すとなにやら照れくさいが、要するにティーンエイジャーの頃はどうだったかを話せばよかった。

 私は中3の時がいちばん楽しかった、クラスの仲間に恵まれて、などと話した(言い訳するようだが、ドイツ語のレベルが低いので、話す内容はどうしても稚拙になる。また人数が多いと一人一人の時間は限られ、簡潔に話すことが要求される)。
 となりのトルコ人女性は、大学まで、しっかり学んでしっかり遊んで楽しかった、と言った。彼女は口を開けば的を得ていないことが多いし、トルコ人社会に閉じこもって毎日育児しかしていないように見える。彼女が青春を謳歌していたとはどこか意外だったが、過去には今と違う生活があったとしても、何の不思議もないわけである。
 次に韓国人女性が、中学ではバスケットに明け暮れた、しかし才能がないとわかって、高校・大学時代は勉学に専念した、と述べた。
 隣のタイ人女性の番が来た。彼女はクラスでいちばん若く見えるし、ふだんは笑顔が絶えない。だが先日は精神的にどことなく不安定なようにも見えた。自分の青春時代は、仕事だったと語った。13歳まで学校に行ったら、あとは薬局に就職して、毎日顧客と話していた、勉強も遊びもなかった、裕福な家庭しか進学できないのだ、と。

 困惑の空気が広がる中、先生は表情を変えずに淡々と会を進行させる。
 次にオーストラリア人、アメリカ人と続き、二人ともスポーツに打ち込んだと言った。実際、二人とも体育教師の経歴があり、学生時代も似たような生活を送っていたらしい。
 その隣の中国人が、またもや「16歳まで働いたら、就職した」と述べた。住んでいた町には仕事がなく、都会に出て行って工場で働いた、夜のシフトの日はつらかった、しかし成人してからはダンスに夢中になり、踊るのは楽しかった、と。
 次も中国人女性だが、育ったのはカンボジア。彼女はもともとベトナムにいて、その後フランス、スイスと移民の人生を歩んできた。その原因について聞いたことはなかったが、やはり政治難民だったのである。逃亡の際に、野外で14日間も過ごしたこと。青春時代も何もなかったのだ、命からがら生き延びてきただけで。

 それにしても、この最後の中国人女性はつらい過去があるわりに、性格が非常に明るい。よく発言もするし、自分の考えを他人に押しつける傾向さえある。彼女が出席の時といない時とでは、クラスの雰囲気がまるで違う。中国に住んでいないにもかかわらず、中国人気質、文化、および言語まで身につけている。
 これはご両親の努力の賜物だろう。果たして日本に住んだことのない日本人で、ここまでしっかり日本人になれた人が一体どれだけいるだろう。中国人、おそるべし。彼女を見ているとそう思う。

 帰り際に彼女は、「佛手瓜」というテニスボール大の緑の野菜を4つもくれた。私はお金を渡そうとしたが、庭でとれたのだからと、断固受け取らなかった。
 佛手瓜は皮にトゲが生えていて調理に苦労したが、やわらかく煮たら味がよくしみ込んで、大変おいしくいただくことができた。



 みなさまへ
 
 あった出来事を即日ブログにする(日記から拾ったりせずに)という、皆が当たり前にやっていることを私もやりたいと常々思っておりました。即日というのはやはり無理でしたが、これも文章修行だと思って、今後もたびたび挑戦したいと思います。 

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「たびねす」の記事が更新されました。今回はチェコ編です。写真がなかなかうまく撮れたと思います。よろしければご覧ください!            平川 郁世


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テーマ : 日常のひとコマ - ジャンル : 育児

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