スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ネコの橋(4)「ひょっとして夢だった?」



 (前回からのつづき)ここまで考えて、私ははっとした。大人が渡れるかどうか、などといいながら、床のスノコを 張り替えていたのは、確かに 大人の男性二人だった。ということは、彼らはその橋の上にいたのである。どうも記憶がはっきりしないが、橋に乗らずして外から手を伸ばし 作業していた、というのは考えにくい。スノコは床に釘で、というか太いネジで、しっかりと固定されているので。
 ということは、華奢に見えて、実際は大人二人の体重を支えるだけの耐久性はあるということだ。
 いや、しかし、もしやこの光景は 夢の中で見ただけなのでは、との疑いが 生じてきた。もしも本当にそんな場面に出くわしたら、私なら 絶対に近寄っていって、質問しただろうと思う。私のドイツ語は決して流暢ではないけれど、最低限のことは伝えられる。過去に何度か、工事の人に「何を作っているのですか?」と質問をした実績もある。そんな私が、あの謎に満ちた橋の、真相を知る 絶好の機会があったにもかかわらず 質問しなかったということは、あの場面はひょっとして現実ではなかったかもしれない。
 あの小さな、使われていないかのように見える不可解な橋を、市の予算をもってわざわざメンテナンスするなど、常識からいってちょっと考えられない。とすると、スノコの木も、格別新しくはないような気がしてきた。まあ、あれ以来、またずいぶんと日がたっては いるけれど。
 そんなことを考え考え、近づいて よくよく見れば、そのスノコには土による汚れが ついていた。それが人間の足跡に 見えないこともないが、はっきりしない。ネコの足跡にしては大きいので、そう思えてくるだけであって、ネコたちがあちこちにたくさん足跡をつけたように見えなくもない。少なくとも靴底の形は確認できなかった。
 地図で探したところ、ネコの橋は記載されていなかった。その時初めて知ったが、この小川には「マーバッハ」という 立派な名前が ついているのだった。それでいてネコの橋は地図上に存在さえしないとは、まるで 架空の橋ではないか。いっそ市役所に 問い合わせてみようか。土木建設課にでも聞けば、きっと謎が解けるだろう。

 ところが、そんなある日。(つづく)

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ
にほんブログ村
にほんブログ村 子育てブログ マルチリンガル育児へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

COMMENTS

No title

くりさんへ
あ、わかってくれた!? そうなの、ずっと気になっていたの。別に展開も何もないんだけどね・・・。
ウォーキング、都合で今週は金曜日になり、今朝行ってきました! 今日はうちの娘も森でグリル遠足。会えるかな?と思ったけど、会えなかったわ。

No title

こんにちは。今日もお天気だね、元気に歩きに行っているかな?
また一緒に歩きましょうね!

写真見て、この橋の場所分かりました!そうそう、あそこにあるよね。気にしていなかったけど、ほんとだ橋の前に柵がある!一体なぜなぜ?展開が気になるわ~。

COMMENT FORM

TRACKBACK


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。